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プログラミングに英語力は必要?結論:最低限必要です

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プログラミングは英単語を入力して行います。
そのため、「プログラミングに英語力は必要なのか?」という疑問が生じると思います。

結論から先に話すと、プログラミングに英語力は最低限必要です。

本記事では、プログラミングと英語の関係性について深掘りしながら解説します。

ターゲット読者

プログラミングに英語力が必要か疑問を思っている人

この記事でわかること

プログラミングと英語の関係性についての詳細情報

結論:プログラミングに英語力は最低限必要

プログラミングと英語は切っても切り離せない関係です(理由は後述)。
そのため、プログラミングに英語力は必要です。

しかし、「英語がとても得意ではないとプログラミングを習得できないのか?」と聞かれると、答えはNO!です。
最低限の英語力があれば十分です。

プログラミングに英語力が必要な理由

プログラミングに英語力が必要な理由は、次の3つです。

  1. プログラミングは主に英語を使う
  2. 日本語より英語の方が情報量が格段に多い
  3. エラーが起きたときに英語力があると対応できる

それぞれ順番に解説します。

プログラミングは主に英語を使う

<?php

$base = 4;
$height = 5;
$triangle_area = $base * $height / 2;

echo $triangle_area;

?>

上記例は、PHPというプログラミング言語を使って、三角形の面積を求めているプログラムです。
プログラミングに詳しくない人のためにプログラムの解説はしませんが、使われている英単語に注目してみましょう。

  • base(名) 底辺
  • height(名) 高さ
  • triangle(名) 三角形
  • area(名) 面積
  • echo(動) 反響する

5つの英単語が使われていますね。
ここで重要なのは、日本語のまま入力してはいけないことです。

  • $teihen
  • $takasa
  • $sankakkei

つまり、プログラミングでは必ず英語を使う必要があります。

日本語より英語の方が情報量が格段に多い

世界には様々なプログラミング言語がありますが、ほとんどが英語圏で開発が進められています。
日本で開発されているメジャーな言語は、Rubyという言語くらいです。

これが意味するのは、日本語より英語の方がプログラミングに関する情報が多く流通していることです。

実際に、検証してみましょう。
先ほども使ったPHPというプログラミング言語について、日本語と英語で検索したときにヒットする件数を比較します。

日本語
英語

日本語より英語の方がはるかに多いのが分かると思います。

エラーが起きたときに英語力があると対応できる

プログラミングをやっていて、誤った書き方をしたりすると「エラー」というものが発生します。
エラーが起きると画面上にどのように間違っているのか英語で表示され、その内容を見ながらプログラムを修正します。

エラー例

このくらいの短い文であれば英単語の意味を調べれば理解はできるでしょうが、時間はかかります。
英語力があるとすぐ対応できる上、長い文も理解できます。

英語が苦手でもプログラミングを習得できる?

結論から言うと、英語が苦手でもプログラミングは習得できますが、得意であると有利です。

苦手でも問題ない

プログラミングでは英単語を入力することはありますが、英語で文章を書く必要はありません。

英語の4技能である「読む」力、「書く」力、「聞く」力、「話す」力が、どれくらいプログラミングに必要なのか以下で示すと、

  • 「読む」力 … あった方が良いが、無くても問題はない
  • 「書く」力 … 英単語さえ入力できれば良い
  • 「聞く」力 … 英語でプログラミングを学んだり、海外で働くのでなければ必要ない
  • 「話す」力 … 海外で働くのでなければ必要ない

このように英語を「書く」力だけが少しだけ必要です。
つまり、プログラミングをやっている中で適切な英単語を使うことさえできれば良いだけなので、英語が苦手でも問題はないです。

プログラミングの知識不足ではなく、日本語を英訳したときの適切な単語が分からなければ調べれば良いだけです。

英語力があると有利ではある

プログラミングは英語が苦手でも問題ない一方で、英語が得意であれば有利になります。

以下の理由が考えられます。

  • 英語で書かれているサイトや文献からプログラミングの情報を入手できる
  • 英単語の知識があるので、コードの意味を理解しやすい
  • 英語で書かれているエラー文を読むことができる

また、プログラミング言語を学ぶときに出てくる用語は英語ばかりなので、英語力があると頭に知識が入ってきやすいでしょう。
もし知識が無くても、英単語の意味が分かるからなんとなく理解できるということは多々あります。

具体例として下記の記事では、英語の集合名詞の知識が必要とされる場合について解説しています。

プログラミングで求められる英単語のレベルは?

プログラミングを習得するには、最低限の英語力があればOKです。

中学や高校の基本的な英単語を覚えておけば十分

プログラミングで使われる英語は、はっきり言って高度ではありません。
高校卒業程度の英単語の知識があれば、十分対応ができます。

高校卒業程度の英語力ってどれくらいか分からない

上記疑問も生じるでしょうから、お答えします。
実用英語技能検定、いわゆる「英検」では2級が高校卒業程度だと定めています。

英検2級を持っていれば、まず問題はないと考えていいです。
※もし持っていなくても、本当に英語が苦手!でなければ大丈夫です。

必要な英単語の例や目安

具体的にプログラミングではどんな英単語が使われているの?

確かに、プログラミング経験がなければ使われている英単語が想像できないでしょう。

ここで、「プログラミング英語検定」というものを紹介します。

プログラミング英語検定は、プログラミングで求められる英語力を測定して認定する試験です。

引用:プログラミング英語検定

このプログラミング英語検定のサイトで、プログラミング必須英単語600+が公開されています。

ざっと英単語を眺めてみてください。
“file”“storage”など馴染みのある英単語が多くある一方で、普段あまり見かけないものもあります。

この600語の英単語一覧は、プログラミングで使う英単語がよくまとめられているので、ぜひ勉強に役立ててください!

英語でプログラミングを学ぶのは可能?

そもそも、プログラミング自体難しいので、日本語で学ぶことも難しいです。

しかし、英語が得意な方であれば今後のキャリアが広がるので、挑戦してみてもいいかもしれません。

高度な英語力があれば可能

プログラミングは英語が苦手でも習得できますが、英語でプログラミングを学ぶのは、はっきり言って非常に難しいです。
そもそもプログラミング自体が専門的な知識が要求されるので、それを母国語ではない英語で学ぶのは難しいに決まっていますね。

しかし、もし英語でプログラミングを学ぶことができれば、英語で書かれている情報を含めた非常に多くの情報を入手できるので、メリットはあります。

英語とプログラミング両方できると海外で働くこともできる

もし、英語とプログラミングをどちらも習得できれば、海外で働くことも可能です。

特に、アメリカのシリコンバレーは「ITの聖地」と呼ばれ、Apple、Facebook、Googleなど世界的な有名企業の本社があります。
シリコンバレーではエンジニアの給料が高く、平均年収が1,300万円を超えているというデータもあります。

シリコンバレーで働くのを夢見ているエンジニアも多いです。

プログラミングと英語どっちを学習するべき?

プログラミングを学ぶ過程で英語も同時に学習していきましょう。

平行してどちらも学習するべき

英語力を上げてから、プログラミングの勉強をするぞ!

上記のやり方は気合は素晴らしいですが、効率が悪いのでおすすめしません。

プログラミングに英語力が必要と言っても、最低限できれば良いので、まずはプログラミングの勉強をしながら、適宜知らない英単語を覚えていくやり方が良いです。

プログラミングをやっていると自然と英語力がつくことも

上記で紹介した「プログラミングを学びながら英語力を高めていくやり方」を実践すると、意識して英語をを勉強しようとしなくても英語力がついてきます。

プログラミングを学ぶために、まず英語を勉強する

ではなく、

プログラミングを学びながら、必要に応じて英語を勉強する

なので、自然と英語力がつくわけですね。

プログラミングで使われる英語を学ぶのにおすすめの本やサイトは?

英語力が不安な方に、プログラミングで使う英語を学べる教材を紹介します。

プログラミング英語検定の教本

プログラミング英語検定が公式に出版している、プログラミング用の英語学習書です。
実際にプログラミングで開発をしているときに、頻繁に出てくる英語を詳しく解説しています。

高校在学〜卒業程度の英語力があり、プログラミングを学んでいる人や、プログラミングを使って働いている社会人におすすめします。

Udemyの英語ベースの講座

こちらはちょっと英語上級者向けです。

Udemyという動画を見ながらハンズオン形式で学べるサイトを使います。
このUdemyでは、様々なプログラミングの技術を学べる講座が数多く開設されており、その中に英語でプログラミングを学べる講座があります。

言語を英語に設定して、例えば「プログラミング」と検索すると多くの英語ベースの講座がヒットします。
Udemyのこれらの講座は、英語もプログラミングも同時に学べて一石二鳥なので、英語力に自信がある方におすすめします。

プログラミングに英語力は必要? まとめ

プログラミングと英語の関係性について深掘りしながら、プログラミングに英語力が必要であることを解説しました。

まとめると、

  • プログラミングに英語力は最低限必要
  • 英語力が必要な理由は、プログラミングをするときや学ぶときに必要になるから
  • 英語が苦手でも、プログラミングを習得することは可能
  • プログラミングに必要な英語力は高校卒業程度
  • 高度な英語力があれば、英語でプログラミングを学び、海外で働くこともできる
  • プログラミングと英語は並行して学習したほうが効率が良い
  • 本やUdemyでプログラミングで使われる英語を学ぶのがおすすめ