こんな悩みを解決します。
Pythonのfor文はrange関数と一緒に使うことが多いですよね。len関数も一緒に使うことで応用ができます。
こんにちは、学生フリーランスエンジニアのいのうえ(@inouelog)です!
この記事では
range関数とlen関数を使ってfor文を書く方法
について解説します。
range関数はfor文中で範囲内の整数値を取り出す
range関数とはPythonの組み込み関数であり、数値の範囲を生成します。構文は次のとおりです。
range(start, stop[, step])
引数 | パラメータ |
第一 | 開始数(開始数以上or以下) |
第二 | 終了数(終了数未満or超過) |
第三 | 等差数列の公差 |
range関数をfor文中で使うと、範囲内の整数値を取り出すことができます。
for i in range(5):
print(i)
""" 出力結果
0
1
2
3
4 """
for i in range(2, 5):
print(i)
""" 出力結果
2
3
4 """
for i in range(2, 10, 3):
print(i)
""" 出力結果
2
5
8
"""
引数を一つだけ指定すると、開始数が0になるのは注意です。
len関数はリストの長さや文字列の文字数を取得する
len関数とはPythonの組み込み関数であり、オブジェクトの要素数を取得します。構文は次のとおりです。
len(s)
len関数の引数にリストを指定すると「長さ」、文字列を指定すると「文字数」を取得します。リストの長さとはリストの要素数のことです。
fruits = ['ぶどう', 'バナナ', 'さくらんぼ', 'マンゴー', 'みかん', 'メロン']
print(len(fruits))
""" 出力結果
6 """
print(len('プログラミング白書'))
""" 出力結果
9 """
range関数とlen関数を使ってfor文を書く方法
を応用して、range関数とlen関数を使ってfor文を書きます。
リストの長さを取得してfor文を書く例は次のとおりです。
fruits = ['ぶどう', 'バナナ', 'さくらんぼ', 'マンゴー', 'みかん', 'メロン']
for i in range(len(fruits)):
print(i)
""" 出力結果
0
1
2
3
4
5 """
len関数でfruitsリストの長さ6を取得して、range(6)でループ処理をしています。
さらに応用して、リストのインデックスを指定して値を取得することもできます。
fruits = ['ぶどう', 'バナナ', 'さくらんぼ', 'マンゴー', 'みかん', 'メロン']
for i in range(len(fruits)):
fruit = fruits[i]
print(i, fruit)
""" 出力結果
0 ぶどう
1 バナナ
2 さくらんぼ
3 マンゴー
4 みかん
5 メロン """
次に、文字列の文字数を取得してfor文を書きます。
for i in range(len('プログラミング白書')):
print(i)
""" 出力結果
0
1
2
3
4
5
6
7
8 """
len関数で’プログラミング白書’の文字数9を取得して、range(9)でループ処理をしています。
以上、『【Python】range関数とlen関数を使ってfor文を書く方法を解説』でした。