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こんにちは、学生フリーランスエンジニアのいのうえ(@inouelog)です!
Pythonの組み込み型とは、あらかじめ用意されているオブジェクトの型のことです。
オブジェクトとは、Pythonで操作するデータなどをひとまとめにしたものです。数値や文字列もオブジェクトです。
この記事では、Pythonの組み込み型を一覧にまとめ、紹介します。
Pythonの組み込み型一覧
Pythonの組み込み型は、大きく分けると次の5つがあります。
- 数値型
- bool型
- シーケンス型
- 集合型
- マッピング型
それぞれ解説していきます。
数値型
数値型は3つあります。
- 整数型(int)
- 浮動小数点型(float)
- 複素数型(complex)
整数型(int)とは、小数点が付かない数値です。
a = 1
b = 7
浮動小数点型(float)とは、小数点が付く数値です。
c = 1.3
d = 5.7
複素数型(complex)とは、a+bj(aとbは実数)で表される数値です。
e = 1+7j
f = 1.3+5.7j
虚数単位は、数学では小文字のiを使うことが多いですが、電気工学やPythonでは小文字のjを使います。
bool型
bool型は、TrueとFalseの値を持ちます。
また、
となります。次のコードでは、hが偽なのでFalseが表示されます。
>>> g = 1
>>> h = g > 2
>>> print(h)
False
シーケンス型
シーケンス型とは、複数のデータを順番を付けて並べたかたまりです。シーケンス型は3つあります。
- 文字列
- リスト
- タプル
文字列では、文字をシングルクォーテーション(‘)または、ダブルクォーテーション(“)で囲みます。
i = 'study'
j = "Python"
リストでは、カンマで区切って並べたデータを角括弧[]で囲みます。リストに格納された各々のデータを「要素」と言います。
k = [0, 1, 2, 3]
l = ['a', 'b', 'c', 'd']
タプルでは、カンマで区切って並べたデータを丸括弧()で囲みます。タプルでは、要素の型が異なっていてもOKです。
m = (0, 1, 2, 3)
n = (0, 'a', 1, 'b')
集合型
集合型には、集合(set)があります。
集合とは、複数のデータを順番を付けず並べたかたまりです。カンマで区切って並べたデータを波括弧{}囲みます。
o = {0, 1, 2, 3}
p = {'a', 'b', 'c', 'd'}
マッピング型
マッピング型には、辞書(dict)があります。
辞書とは、キーと値のコロン(:)を使ったペアを順番を付けず並べたかたまりです。カンマで区切って並べたペアを波括弧{}で囲みます。
q = {0:'a', 1:'b', 2:'c', 3:'d'}
Pythonの組み込み型 まとめ
この記事では、Pythonの組み込み型を紹介しました。
シーケンス型・集合型・マッピング型は、順番の有無や括弧の違いなどが少々紛らわしいですが、よく使うので習得しましょう!
以上、『Pythonの組み込み型一覧』でした。