国公立大学理系などを志望する理系の高校生は、理科を2科目履修する必要があります。
化学は必修になってる場合が多いので、生物と物理から選択することになると思います。
そこで、生物と物理どちらも履修した私が特徴などを解説します。
高校1年生の理系志望で、理科の選択を迷っている人
生物と物理、どちらが自分に合っているか
比較
生物と物理を5つの観点から比較してみます。
生物 | 物理 | |
暗記量 | 多い | 少ない |
安定 | しやすい | 人による |
参考書 | やや少ない | 充実 |
得点幅 | 60%〜90% | 0%〜100% |
受験資格 | 制約あり | 基本なし |
暗記量
生物は、細かい名称を多く覚える必要があるため、暗記量は多いです。
物理は、公式を覚える必要はあるものの、その数は少なく、導出できたりもするので暗記量は少ないです。
安定
生物は、穴埋め問題が多いので、コツコツ名称を覚えられる人は確実に安定するでしょう。
物理は、基本的に計算問題ばかりなので、正確に計算できる訓練を積めば安定はするでしょう。
しかし、計算ミスしやすい人は、解けたと思った問題でもボロボロ点数を落としてしまう可能性大です。
参考書
生物は、わりと充実していますが、物理と比較すると少ないです。
しかし、気にするほどではないです。
物理は、非常に充実しています。
自分に合った参考書選びで困ることはないでしょう。
得点幅
生物は、安定しやすいので自分の実力に見合った点数を安定して取れます。
しかし、考察問題など完璧な解答をするのが困難な問題も出題されるので、満点を取るのは難しいと言えます。
物理は、安定するかは人によりますが計算問題ばかりという性質から、
問題を理解して正確に計算することができれば、満点を取ることも可能です。
受験資格
生物は、工学部や一部の医学部医学科で受験科目として使えないことがあります。
物理は、基本的にどの大学学部学科でも受験科目として使うことができます。
例えば、私が在籍している神戸大学では、
理学部物理学科、工学部、海洋政策科学部(理系)は物理でしか受験することができません。
一方で、理学部生物学科であっても物理で受験できます。
生物を選択した方が良い人とは?
コツコツ努力できて、安定的に高得点を取りたい人でしょう。
暗記量が多いので、暗記が得意な人も向いています。
物理を選択した方が良い人とは?
数学の苦手意識がなく、効率良く高得点を取りたい人でしょう。
物理は暗記量が少なく、パターンもある程度決まっているので、短い勉強時間で得点を伸ばすことができます。
結論:おすすめは物理ですが
理系は勉強する範囲が広いため、できるだけ一科目あたりの負担は減らしたいところです。
ですので、私は暗記量が少ない物理をおすすめします。
しかし、今まで述べたように生物の方が合っている人もいるので、自分の性格などを考慮して選択してください。