こんな悩みを解決します。
この記事を執筆している私は、九州の公立進学校卒で神戸大学に在学中です。
高校の0時限目、いわゆる「朝課外」ってありますよね。
私も朝課外がある高校に通っていたのですが、はっきり言って「意味無いのでは?」と思っていました。
今回は、朝課外が意味ないことや、朝課外を受けずに学力を上げる方法について解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
朝課外をやっても学力は上がらないので意味ないです
はじめに、この記事で朝課外の話題を扱うことになった経緯を簡単に説明します。
Twitterで次の記事が話題になっているのを発見しました。九州の高校で長年行われている朝課外へ疑問を提起している記事です。
そこで、私がしたツイートはこちらです。
上記のとおりです。
はっきり言って、朝課外はやっても学力は上がらないし意味ないので、廃止したほうが良いですよ。
ツイートでも触れていますが、理由は次の2つです。
- 睡眠時間が削られるので眠い
- 課題も多いので消化不良になる
それぞれ深堀りしていきます。
睡眠時間が削られるので眠い
朝課外が意味ない理由の1つ目は、睡眠時間が削られるので眠いことです。
先ほどの記事でも触れられていますが、朝課外って信じられないくらい朝早くから始まるんですよね。
朝課外とは教育課程に基づかない非正規の授業で、九州の高校で独自に定着。通常の始業時刻より約1時間早い午前7時半ごろからスタートするため、生徒も教員も、その分朝早く起きて登校する必要がある。
九州の高校の「朝課外」に疑問の声 「実施要望が根強い」との指摘もより
私が通っていた高校でも朝7時半から朝課外が始まっていました。
高校は家から少し距離があったので
毎日こんな生活を送っていました。客観的に見てヤバすぎませんか…?
私よりも遠くから通っていた人は、一体何時に起きていたんだろう…。
後述しますが、課題も多かったので日付が変わってから寝ていました。
となると、睡眠時間を多く確保できないので、眠くてしょうがないんですよね。
眠い状態で朝課外を受けても頭に入ってきません。集中力が低下しているからです。
ちなみに、朝課外の時間はウトウトしている人もたくさんいたので、先生も意味があると思っていたのか知りたいところですね。
課題も多いので消化不良になる
朝課外が意味ない理由の2つ目は、課題も多いので消化不良になることです。
朝課外って読んで字のごとく
決められた課業以外を朝にやること
です。
つまり、通常の授業+αなんですよね。
ところが、朝課外をやるようなスパルタ系の進学校では、課題も多い場合がほとんどです。暇さえあれば課題をしている生徒ばかりですよ。
たださえ課題も多いのに、プラスして朝課外も受けるのは完全にキャパオーバーです。
とにかく勉強量で学力を上げようとする作戦ですね。
勉強は一度やっただけでは、身に付きません。
学力を上げるコツは
何度も学んだことを復習をして繰り返すこと
です。
つまり、とりあえず朝課外を受けて課題をやるだけで、忙しいから復習をしない勉強法では学力は上がりません。
学力が上がった実感があったのは、自分で時間を取って自習をしていた時ですね。
朝課外を求める声がある理由
ところで、なぜそんな意味がない朝課外が九州の高校では行われているのでしょうか。
記事でも触れられていますが、理由は次の2つでしょう。
- 田舎では塾や予備校が少ない
- 保護者が朝課外の効果を過大評価している
それぞれ深堀りしていきます。
田舎では塾や予備校が少ない
朝課外を求める声がある理由の1つ目は、田舎では塾や予備校が少ないことです。
多くの高校で朝課外はPTAが学校に依頼する形で実施され、教員の人件費はPTA会費から賄われていることが多い。塾や予備校が少ない地方で家計に負担をかけない学力向上策として各地で数十年前に始まったとされる。宮崎県内の普通科高校17校に聞くと、朝課外を続けている学校からは「PTAや保護者からの要望が根強くある」との回答が目立った。
九州の高校の「朝課外」に疑問の声 「実施要望が根強い」との指摘もより
田舎の事情は上記のとおりで、まともな大手予備校なんてありません。
「河合塾?駿台?あー、模試を受けるときに見かける都会にある予備校ね!」という世界です。
一方で、フランチャイズである東進衛星予備校はたくさんあります(笑)
そんなまともな塾や予備校がない地域だと、大学受験で不利になるという不安を抱える気持ちはわかります。
実際、受験の情報も入ってきづらいので、不利なのは事実です。
保護者が朝課外の効果を過大評価している
朝課外を求める声がある理由の2つ目は、保護者が朝課外の効果を過大評価していることです。
1つ目の理由ともつながってきますが、田舎でまともな教育をこどもに受けさせたい保護者が朝課外を支持しているんですよね。
一方、福岡県内の高校で事務職員だった男性(56)はメールで「大学進学希望者が多い高校では保護者の意向が働いている場合が多い。『金は出すので、我が子を何としても大学に行かせてほしい』と願う保護者が少なくない。だから、学校側が課外授業を廃止、縮小しようとすると、保護者から『課外授業をやめずに続けてほしい』という要望が出ることになる」などと明かした。
九州の高校の「朝課外」に疑問の声 「実施要望が根強い」との指摘もより
とは言え、東大など超難関大学などを除けば、特別な対策は必要ありません。基本を固めれば合格点が取れる大学がほとんどです。
難しい問題はみんな解けないので、差は付きません。
となると、わざわざ朝課外をやらなくても通常の授業を受けて、復習をすれば良いだけです。
レベル感的にもまともな公立進学校であれば、問題ないはずです。
そもそも、朝課外と言っても実際は特別なことをやってないものも多く、通常の授業の延長線だったりします。
つまり、保護者が朝課外を過大評価しているわけです。
朝課外を受けずに学力を上げる方法
意味がない朝課外と言えど、まともな教育を受けさせたい保護者を朝課外を支持している矛盾を打破する、朝課外を受けずに学力を上げる方法はあるのでしょうか。
結局のところ、朝課外の一番のデメリットって朝7時半みたいな、信じられないくらい早い時間から始まることですよね。
つまり、好きな時間に自分のペースで+αの勉強ができれば良いわけです。
それを可能にするのはスタディサプリがあります。
スタディサプリは、次のようなメリットがあります。
はっきり言って、朝課外に勝っているところばかりです(笑)
スタディサプリじゃなくてもAmazonなどで参考書を買って勉強するのもアリです。
分からないところがあれば先生に聞けば良いだけです。朝課外を受けるより圧倒的に効率が良いですよ。
朝課外を受けるために早朝から目をこすりながら電車に揺られるを生活、もう終わりにしませんか。
とは言え、朝課外って受けることを強制されていることも多いので、受けたくないと思っても何ともならないこともあるのですが…。
朝課外が廃止された高校も出てきたようですが、まだまだ行われている高校も多いですね。
まとめ:朝課外を受ける必要がないなら受けずに自分で勉強しよう
今回は、朝課外が意味ないことや、朝課外を受けずに学力を上げる方法について解説しました。
実際に朝課外を経験した立場から朝課外の無意味さを解説しましたが、意味があると思っている方もいらっしゃると思います。
もちろん、その考えを否定するつもりはありません。
いちばん大切なのは、高校時代の限られた時間を意味のないことで浪費しないことです。
もし、好きな時間に+αの勉強をして学力を上げたい人はスタディサプリを受けてみてください。
以上、『朝課外は意味ないので廃止したほうが良い【経験者が語る】』でした。